能登野菜

かもうり

7月〜8月

自家用野菜として30年以上前から栽培され、中能登地域の食文化として定着。果実は長円筒形で、重量は7kg程度。収穫期には白粉で包まれる。適熟で収穫することにより、果肉が厚くなり保存性に優れる。淡泊な風味は、だしを効かせた味付けに合い、和食に適している。

金糸瓜(ソーメン瓜

7月〜10月

19世紀末、中国から導入された「覚糸うり(かくしうり)」が、「金糸うり」「そうめんうり」「なますうり」の名前で各地に広まり、栽培が始まった。輪切りにして茹でると果肉がほぐれて糸状になり、シャキシャキとした食感がある。中能登地区では、いつ頃から栽培が始まったかは定かではないが、報恩講料理(仏事料理)として古くから地域に定着している。現在も、主に自家用野菜として中能登の風土に根づいている。

能登赤土馬鈴薯(のとあかつちばれいしょ) 

7月〜8月

赤土の土壌が広がる能登の丘陵地で栽培され、色が白く、夏が涼しい気候のため、デンプンが良く蓄積されて、デンプン価が高く、ホクホクのおいしいばれいしょである。明治時代に、能登4郡で多く栽培されていた記録が残るが、その後、激減した。 昭和60年代から、再び本格生産に取り組み、現在は関西方面へも出荷している。栽培品種は男爵。栽培場所は、中能登以北の赤土・粘土質の地域。

 

能登赤土すいか

7月〜8月 

昭和27年~28年頃から栽培が始まり、羽咋市以北の砂丘地、壌土、赤土地帯で栽培されている。星きらら、祭ばやしなど、地域の土壌条件を活かした品種を、日較差のある地域でじっくり育てるため、シャリ感、果汁、甘味との3拍子揃ったすいかに仕上がる。出荷前には、試し切りをして糖度11度以上を確認するほか、生産者名のシールを貼り、トレーサビリティーへの対応にも取り組んでいる。

沢野ごぼう

10月〜11月  

七尾市崎山半島の中山間地域、沢野地区周辺で栽培されている伝統食材で、普通のごぼうに比べ約3倍の太さがあり、香りの良さと、スジがなくサクサクした歯ざわりと食感が特徴。約350年前に地区の神社の神主が、京都から伝わった種を栽培したのが始まりで、加賀藩の献上品として将軍家に献上されていた。酢ごぼう、きんぴら、かき揚げなどの一般的なごぼう料理のほか、ぶつ切りにしたごぼうを7日7晩炊きあげた「七日炊き」、蒸し焼きにしたごぼうをたたきほぐした「叩きごぼう」などの伝統料理がある

中島菜

11月〜翌4月

春先の野菜で、ツケナ類の一種で葉に刻みがあるのが特徴。来歴は不明だが、七尾市旧中島町で明治時代から小規模に栽培されており、おひたしや漬け物にして各家庭で食されてきた。

能登白ねぎ(のとしろねぎ)

8月〜12月 

能登半島のほぼ中央部に位置する七尾市・中能登町を中心に、主に水田転作で栽培されている。葉の白い部分を太く長くするため、何度も土寄せを行うなど丹念に育てられ、根から葉先までしっかりとハリがあり、ほのかに甘いのが特徴。

小菊かぼちゃ 

昭和40年代半ば、七尾市旧中島町で転作を契機に栽培が始められた。直径15cm程度と小型のかぼちゃで、粘質で濃黄色の果肉。真上から見ると菊花に似ていることからこの名前が付いた。小豆煮やそぼろ煮のほか、近年はコロッケなどにも利用されている。独特のさわやかな風味が、淡泊な味付けの和食に適することから、割烹などの需要も多い。ビタミンC、カロチンを豊富に含む。

能登ミニトマト

5月〜11月 

昭和63年に輪島市旧門前町において栽培が開始され、その後、穴水町や輪島市、珠洲市など奥能登全域に広がった。栽培方法は、水稲育苗ハウス利用などによる雨よけ夏秋栽培。栽培履歴の記帳を徹底するなど、安心、安全な野菜づくりに取り組んでいる。

能登金時

早掘りで食味が良好として定評がある。ウイルスフリー苗が導入されているほか、マルチ栽培のため、植え付け時の防除以外ほとんど農薬を使用しない。

神子原くわい(みこはらくわい) 

12月 

昭和50年代、羽咋市の標高120mの中山間地域、神子原(みこはら)地区周辺の棚田に転作作物として導入され、「そば」とともに特産農産物に位置づけられ、栽培の振興がはかられている。おせち料理の食材として県内市場へ出荷されており、現在、金沢中央卸売市場の取扱量の約9割を占める。大量生産はできず、豊かな自然の中、澄んだ山水と粘土質の土壌でじっくり育てる。

参考:いいね金沢!加賀野菜、能登野菜振興協議会、石川県、Wikipedia,