加賀野菜

五郎島金時(ごろうじまきんとき)

8月〜11月 

金沢市でのさつまいも栽培の歴史は古く、元禄時代末期(1700年頃)五郎島村肝煎大百姓の太郎右衛門が薩摩の国から種芋を持ち帰り、その栽培を伝授したのが始まりだと伝えられている。

源助だいこん

11月〜翌2月 

早生種で肉質がやわらかく、だいこんらしい歯ざわりで煮くずれしにくく、煮物用だいこんの代表品種で、おでんには最高である。

金沢春菊

10月〜4月

春菊は古くからヨーロッパで鑑賞用として栽培されていた。石川県への来歴は加賀藩5代藩主前田綱紀が産業の興隆を起こした1670年頃ではないかと言われている。加賀野菜“金沢春菊”は、別名ツマジロとも呼ばれ、大葉種に分類され、中葉種には無いクセのない独特の香りとやわらかさ、おいしさがあり、利用範囲も広い。

打木赤皮甘栗かぼちゃ

6月〜9月

打木赤皮甘栗かぼちゃは、昭和8年、金沢市打木町の篤農家・故松本佐一郎氏が、福島県から赤皮栗(大正5年頃、福島県会津で成立した品種で会津栗、甘栗とも呼ばれる。→西洋かぼちゃの走り)を導入し、着果性、色のよいもを選抜し育成した。昭和18年頃にほぼ完成し、戦後発表された品種である。形は円錐栗型で、果肉は厚く粘質で、しっとりとした味わいである。極早生で、着果もよく、食味も良好で果皮の朱色が鮮やかで、料理の彩りとして親しまれている。1果重1.1kg位である。

くわい

11月〜12月

栽培の始まりは、レンコンと同様、藩政時代に5代藩主前田綱紀が産業の興隆を志し、農事の奨励に力を入れ、くわいの栽培を始めたものと伝えられている。くわいは煮食用に供されるもので、需要は多くないが、古くから「芽が出る」ということでお祝い料理に使用される。特に、正月のおせち料理の食材として珍重されている。

金時草(きんじそう)

6月〜11月

茎は円柱形でよく分枝し、紫褐色。葉は長楕円形で先が尖る。葉の表は緑、裏は紫色で、柔軟・粘液質である。葉と若い茎を食用にし、夏場の野菜として独特の風味があり、ゆでるとぬめり(粘り)がでる。

へた紫なす

6月〜10月

加賀野菜“ヘタ紫なす”は、その名のとおり、ヘタの下まで紫色になる短卵形の小なすである。そのうえ色やつや、日持ちがよく、皮も薄くて、果肉が柔らかく甘みがあるのが特徴である。一夜漬け、やど漬け、煮物に最適で、崎浦丸なすとして親しまれている。昭和の初期に、現在の産地の金城地区(野田台地)、崎浦地区(小立野台地)、米丸地区、三馬地区で栽培されるようになった。このヘタ紫なすは、別名小立野なす(小立野台地)、大桑なす(野田台地)ともいわれ、最近では丸なすの名称で広く市民に親しまれている。

加賀ふときゅうり

4月〜11月 

加賀野菜“加賀太きゅうり”は、果長22〜27cm、果径6〜7cmの白いぼ太キュウリで、1果重が1kgにもなる。節成りにはならず、株当たりの収穫は10数果である。 加賀太きゅうりは、昭和11年に金沢市久安町の篤農家米林利雄氏が、仲買人から煮食用の東北の短太系きゅうりの種子を譲り受け、近在の野菜農家7人に分けて栽培したのが始まりである。

二塚からしな

11月〜翌3月 

加賀野菜“二塚からしな”には、ワサビに似たピリリとした辛みと、ツンと鼻を突く香味があり、無肥料で生育させると一層辛味が増すのが特徴である。葉は緑と赤紫色が混ざっており、草丈は20〜30cmである。 二塚からしなの来歴は不明だが、金沢市二塚地区(袋畠、二ツ寺、赤土、佐奇森町)を中心に大正から昭和30年代後半まで栽培されていたとされている。

加賀つるまめ 

6月〜10月

 加賀野菜“加賀つるまめ”の“つるまめ”は地元で呼ばれている名であり、正式には“フジマメ”のことである。つるまめには白花と赤花とがあり、金沢市で栽培されているフジマメは白花である。白花には白花フジマメや古市白花という極早生の白花種があり、金沢市の白花種も同系の品種であるとされている。その他、現在栽培されていないが、当地で育成された「松本蔓無」がある。この品種は、金沢市打木町の篤農家・故松本佐一郎氏が、在来の矮性品種から系統分離で育成したもので、昭和37年に品種登録されている。いつ頃から栽培されていたか、詳しいことはわかっていないが、昭和20年代頃と思われる。

たけのこ

4月〜5月

加賀野菜“たけのこ”は、マダケ属の一種、タケ類の中で最も大きい孟宗竹(モウソウチク)で、稈の高さ10〜20m、径25cmにもなる。県内に初めて孟宗竹(モウソウチク)が植栽されたのは、加賀藩の割場足軽付けだった岡本右太夫が、明和3年(1766年)に江戸から2株の孟宗竹を持ち帰り、金沢の桜木町自宅に植えたのが始まりである。

加賀れんこん

8月〜翌5月

石川県でのれんこんの栽培は、藩政時代にさかのぼる。その伝播経路は明らかではないが、ずいぶん古く加賀藩五代藩主前田綱紀のころから栽培されていたと伝えられている。城中で栽培され、「ハスノ根」として上層武士間で薬用に供されていたといわれている。

金沢一本太ネギ

11月〜翌1月 

その名のとおり、分けつせず、軟白部は太くて長く、肉質の柔らかい品種である。標準の大きさは、総重1kg弱、草丈110cm前後、軟白部の長さは25cm、茎2cm程度である。品種群では加賀群に属し、越冬性が強く、耐寒性及び耐病虫性とも強い。葉はやや濃緑色を呈し、生育はきわめて早い。

赤ずいき

7月〜9月

サトイモの葉柄をずいきと言う。サトイモの葉柄が赤い物で、葉柄を食用とする専用の品種を「赤ずいき」と呼んでいる。加賀野菜“赤ずいき”は繊維質でとてもヘルシーであり、いろいろな料理にもマッチすることなどから、近年のヘルシーブームにのって注目をあつめている。

参考:いいね金沢!加賀野菜、能登野菜振興協議会、石川県、Wikipedia,